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いろいろ

『生きてぇなぁ』

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 朝ドラを観るのは昔からの習慣で、『あまちゃん』も騒がれる前から、初回からずっと見ている。

 今朝の回は今までになく辛い回だった。
 
 普通に生活しているのに、突然襲ってくる天変地異。
 一瞬にしてすべてが変わってしまう。
 直接被災はしていない身だが、当日を思い出し、辛くなった。
 
 そして同じ今日、シネマ歌舞伎『野田版研辰(とぎたつ)の討たれ』を観てきた。

http://www.youtube.com/watch?v=6Ynv6tDUGik

『研辰(とぎたつ)の討たれ』は染五郎、愛之助、獅童で見ている。

『野田版』とつくものは『野田版愛陀姫』をテレビで観たくらいである。
 歌舞伎版アイーダ。劇団四季、宝塚と観てきた身には少々きついものが有った。

 実を言って、影絵のシーンがあまり好きではない。
 今回の研辰も影絵のシーンからスタート。
しかし、赤穂浪士の討ち入りの影。
 忠臣蔵マニアにはうれしかった。

 早々に出てくる三津五郎。
先日入院のニュースに驚いた。
 お願いだから、中村屋や成田屋のようにはならないでほしい。
 しっかり戻ってきていい芝居を見せてもらいたい。

 帰ってはこなかった中村屋。中村勘三郎。
彼が演ずる守山辰次。研ぎ屋あがりのにわか武士。
 赤穂浪士の討ち入りを非難したり、目上に媚売ったり。
忙しい役どころだった。
 
 彼を生で見る機会が一度しか持てなかった。本当に後悔するばかり。
 喜劇がほんと上手い。出てくるだけで何かしてくれるんではないかと、期待してしまう。
こういう人は今のベテラン層にはいない気がする。若手には獅童がいるが。
 

 お父さんを失ってから顔つきが変わり、必死に頑張っている勘九郎。
 辰次に父を殺され、染五郎演ずる兄とともに仇討ちへ。
 シネマ歌舞伎は、まだ伸び伸びとやっている頃という感じがした。。
 前々から根っからのお兄ちゃん。なタイプだと思っていたが、先輩俳優とやるとちゃんと弟が出来る。
 本当の弟(七之助)やベテラン勢とばかりやらないで、先輩俳優ともいっぱい芝居をやってほしい。
 九月に歌舞伎座に行けないのが残念である(実は若手の某役者がどうしても苦手なので行かないのだが……)

 染五郎は男前なお兄さんだった。
 去年見た『研辰(とぎたつ)の討たれ』と同じ時に掛けた新作『大當り伏見の富くじ』ではものすごくはじけていたが、このシネマ歌舞伎版ではおとなしめ。
 アンガールズのネタをやる際もどこか恥ずかしさが残っているように見受けられた。
 しかし、古典も新作もなんでも出来る良い役者である。
 

 全体的にはこの研辰、生で見た時と同じように、小ネタをふんだんに混ぜ込んであって、大爆笑の嵐だった。
今回、それは反則でしょうと思った物は、

勘三郎の『夜でもアーサー』と七之助の金髪な喜多さんが『弥次さーん!』と言うところ。
御存じ、クドカンの映画『真夜中の弥次さん喜多さん』ネタ。

 そして、インパクトが強い役者。片岡亀蔵。
仮名手本忠臣蔵の鷺坂伴内で初めて観た。
 これまたクドカン監督の『大江戸りびんぐでっど』のゾンビ役が私には強烈だった。
 しかし、今回観たからくり人形役はそれ以上だった。
 ほぼ全裸に近いおかっぱ頭のからくり人形。化粧も衣装もすごすぎる。
そして手には人形。なぜか『坊やよい子だねんねしな』と『さくらさくら今咲き誇り』を歌う。
 衝撃を覚えた。
 近々生で拝見する機会があるので、次はどんなお役が来るのか楽しみである。

 爆笑の嵐だが。それだけではなかった。
冒頭近く、満員御礼状態の私たち観客は皆笑っていたが

『長生きして、皆の葬式に出てやる』

 こんな内容のセリフに笑いを止めた。

 映画の中は、数年前。
皆何も知らない。数年後彼がいないだなんて。
 
 この寂しさは、最後の最後にドッと来た。

 追いつめられて、いざ仇討ちとなった場面。
研ぎ屋である辰次は自分を殺す兄弟二人の刀を研ぐ。

『生きてぇなぁ』と泣きながら。
『死にたくねぇ』と言いながら。

 どんなに無念だっただろう。
 どんなに新しい歌舞伎座に立ちたかっただろう。
 どんなに孫のなおやくんと芝居したかっただろう。
 
 それを考えると、涙なしでは見られない。

 生で見た『研辰(とぎたつ)の討たれ』は観終わった後に、
「仇討ちは本当に正義なのか。ただの人殺しではないのか」という考えがふっと浮かんできた事を覚えている。

 今回のシネマ歌舞伎では
「生きるって何だろう。悔いのない人生ってなんだろう」

 以前より重い考えが圧し掛かってきた。
 
 明日はあたりまえに来る。

そう思ってはいけない、一日一日、大切にしていこうと『あまちゃん』と『野田版研辰(とぎたつ)の討たれ』で
強く思った一日だった。
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